机に向かうにも体力が必要
IT系の仕事というと、
デスクワークであまり動かないというイメージが強いかもしれません。
たしかにITの仕事というのは、1日中机に向かう仕事であり、
それゆえ腰痛や肩こりなどの悩みもついて回るもの。
IT企業のなかには、それを解消するための福利厚生や
社員向けのフィットネスプログラムを取り入れる会社もあるくらい、
それは重要なことなのです。
しかし、だからといってIT関係の仕事が
体力がなくてもできるかというと、そうではありません。
長時間机に向かうということは、
想像以上にエネルギーを必要とすることなのです。
また、システム開発やウエブ制作といった仕事は、
クライアントあってのもの。
つまり、クライアントが求めている期限までに、
求められたクオリティのものを仕上げなければいけません。
もしも期限までに間に合いそうになかったり、
求められているクオリティに追いつけそうにないという場合、
それはどうにかして対処しなければならないことになります。
そうなると、徹夜や休日出勤は当たり前。
仕事が終わるまで休むことなく働き続けなければならない、
といった状況だって珍しくないのです。
タフなIT世界
それゆえIT企業で働くためには、
体調管理をする力に加えて少しくらいの徹夜なら
平気で乗り切れるくらいのタフさが必要となります。
そして、納期に向かってともかく
集中するというエネルギーも欠かせないでしょう。
そのような状況に耐えられる体力のある人が、
実は意外なことにIT関連の求人に向いている人なのです。
そのような条件を満たしていて、基本的なスキルがあれば、
逆にIT業界というのはとても働きやすい世界なのかもしれません。
先述したように、納期に向かっては
何が何でも頑張らないといけませんが、
その一方できちんと仕事を仕上げてしまえば、
出勤時間がフレックスタイム制であることも多く、
朝が弱い人でも働きやすいという部分もあります。
むしろ、IT業界では午前中から出勤しているひとが
少ないという会社もあるくらい、夜型の多い世界なのです。
これらのIT業界の特徴というのは、少々特殊かもしれません。
しかし、逆にいえばそのような世界が向いている人には
とても働きやすい環境といえるのです。
体力に余裕があり、そのような働き方が向いていると感じる人はぜひ、
IT業界に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。