CADで図面を描く

CADオペレータは、CADを使い図面を描くのが仕事であり、設計に従い図面作成します。
それは設計者やデザイナーの設計した仕様に従いCADで図面を作ります。
CADといっても2Dと3Dがあり、どちらのCADを使うかは、その業界で違ってきます。
建築会社やアパレル会社、自動車メーカー、通信機器メーカーなど、CADオペレーターを必要とする業界は多いです。
試作器メーカーや、カメラメーカーなど、立体的な製品を製造する会社は、まずはデザインし設計しないとならなので、CADでモデリングします。

実際にモデリングする対象物は何もカメラや自動車などの製品ばかりではないです。
鉄筋コンクリートの構造図、基盤の配線図など、細かい部分でもCADでモデリングは行われます。

未経験からでも仕事をすることは可能となっており、CADを使うことさえ出来れば、仕事は可能です。
代表的なCADソフトは、AutoCADやSolidWorksなどであり、2Dと3Dがあるので、どのような職場で働きたいか決めてから、どのCADソフトを覚えるか決めると良いでしょう。
ただどちらも使い方は似ているので、両方使えるようになっても構いません。
また3DCADであれば、モデリングした図面を、2Dの図面にすることも出来ます。

仕事では、モデリングした図面を元に、マシニングなどで実際に工作物にする、または建築物や配管図などのように、モックとして使うために図面にすることがあります。
CADは残念ながら細かい部分を作るには向いておらず、キャラクターの表情などを作るなどのことには適しません。
そのために、主に工業製品のために、CADは使われます。

会社によっては、複雑な設計のデザインをモデリングしますが、複雑で難しいほどやりがいがあり、面白い業界です。
そのような難しいデザインを、完璧にモデリングできれば、大きな達成感を感じるでしょう。
そして、そのモデリングしたデータで、実際に完成物ができあがると、感動を覚えるという人も多いです。

正確な図面を描く

仕事では当たり前と言えば当たり前ですが、正確な図面を描かないといけません。
図面に誤りがあると、そのデータを元にモックなどを作るので、間違った情報が反映されてしまいます。
またCADのモデリングにしても、納期があり、納期までに仕上げてデータとして納品しないといけないので、時間に追われることはあります。

プログラマーと違い、デバッグを行いながら仕上げるのは厳しいので、モデリングしながら少しずつ注意し、設計の指示通りになっているか確認しながらCADを使います。
もしも、1箇所寸法が違っていたとなると、関係する大部分を修正しないとならなくなり、大変です。