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経理の仕事の大変なこと

こまめな記録が大切

経理の仕事で最も大変なのは、
なんと言ってもお金を管理しなくてはならないという点です。

会社のお金ですから、
日頃自分が扱っている家計の金額とは大きく違います。
これの収入や支出をすべてきちんと記録し、
社員お給料を正確に支払うために勤怠表の管理をして、
請求された経費が適切かどうかを判断することが必要です。
単に、渡された伝票をパソコンに打ち込むだけの仕事ではないのです。

経理の仕事で欠かせないのが、必要な入金や出金をこまめに記録すること。
これができないと、あとで記録ミスが見つかったり、
帳尻が合わないといったことが起きてきます。

また、不正が行われないようにチェックすることも必要。
社員のなかには、経費を不正に請求しようとしたり、
タイムカードを他人に押させて実際以上に残業したように
見せかけるなどの悪質な不正を働く人もいます。

「何か変だな」と思ったら、すぐに上司に相談をしましょう。
このとき、一人で解決しようと勝手に動いてしまうのは
トラブルのもとですから、まずは上の人の判断を仰いでくださいね。
そして、あとの対応は上司に任せてしまうのが賢明でしょう。

とはいえ、不正が行われた最初の段階で気づくことができるのは
経理の仕事をしている人だけです。
だからこそ、毎日しっかり目を光らせて、
会社のお金が健全に回っていくようにしなくてはならないのです。

専門的な知識を要する仕事も

また、顧客管理を経理が行う場合には
データーベースの管理もできなくてはなりません。
これには、専門の知識が必要になります。

顧客管理に使われるデーターベースソフトにはさまざまなものがありますが、
最もメジャーなのはマイクロソフト社の「Access」ではないでしょうか。
これは、おなじみのWordやExcelなどと
同じオフィスシリーズから発売されているソフトで、
膨大なデーターを扱ってもファイルが重くならないのが特徴です。

Accessを使いこなすには、Excelとは全く違う独特の概念をまず理解して、
いくつかの専門用語を覚える必要もあります。
そのうえで数種類あるデーターベースの表示方式
を上手に使い分けていくのですが、なかなか使いこなすのが難しいのです。

しかし、それは逆にいえば、身につければ強みになると言うこと。
チャンスですよ!