どんな仕事でも役立つタイピング
IT関係の仕事につくためにまず必要となるのが、タイピングの能力です。
ひとくちにIT関係の仕事といってもその内容はさまざまで、
コンピューターを動かすシステムを作成するシステムエンジニアや、
システムエンジニアが作成したシステムを
実際の「コード」として書き起こすプログラマー。
インターネットのサイトをデザインするWebデザイナー。
そのほか、インターネットショップの運営やITを活用して
お客様の事業をサポートしていく仕事なども
この分野の仕事に含まれるでしょう。
どのような仕事であれ、それぞれの専門分野の知識が必要になりますが、
その基本となるのがキーボードで速く正確に文字を入力するスキルとなります。
最近は一般家庭にもパソコンが普及しており、
簡単な文字入力や検索は誰でもしたことがあるという時代。
だからこそ、自己流のタイピングが身についてしまっている人も
少なくないのが現状です。
しかし、これからITのプロを目指すのであれば、
まずは正しいタイピングを身につけることが必要です。
基本の型から学ぶ
慣れてくれば、自己流のタイピングに変えていく人もいますが、
はじめのうちは原則通りがいいでしょう。
よく、武道の世界で「守」「破」「離」というのがありますが、
タイピングも同じです。
はじめはパソコンスクールなどで教えているホームポジションを
しっかりと守った方法で文字入力の速度を上げていき、
ある程度の速度になったら自分のやりやすいように型を変え、
自分なりの入力のスタイルをつくればいいのです。
まずはともかく、原則通りのタイピングを速めていくことでしょう。
タイピングの速度を速めるコツとしては、
オンラインのタイピング練習ができるサイトを活用することがおすすめです。
これらのサイトでは、画面に表示された文字を入力することで
その速度や正誤率を測定し、スコアを算出してくれますので、
自分の現在の速度が一目で分かります。
また、「キータッチ2000」という検定試験もあり、
2000文字のキーを間違いなく、制限時間内に入力する試験。
これらを活用してタイピングの速度を上げておくことは、
仕事のスピードにもダイレクトに影響します。
当然のことですが、同じ仕事をするのであれば、
スピードが速いほうが会社では評価されるでしょう。
そして、タイピングの速度によって仕事の速度を上げることは、
もっともシンプルで誰にでもできる方法なのです。
これからITの世界を目指したいけれど、
何をしていいか分からないという人は、
まずはタイピングからはじめてみてはいかがでしょうか?