医療業界は未経験でも大丈夫!
医療関係の求人というと、もともと専門の知識や経験を持っている人や、専門学校や大学できちんと勉強した人でないと働くことができない、門前払いをされてしまう、と考えている人もいるかもしれません。しかし、方法を選べば、未経験から始めて医療の世界に入ることのできるんですよ。
未経験から医療の世界に入るのであれば、最初は介護からスタートするのがいいかもしれません。介護業界というのは慢性的な人材不足が続いているので、未経験でも働きながら資格取得のできる制度が用意されている職場が多いものです。
そして、介護の資格をまず取得してから、今度は仕事をしながら看護学校に通って看護師の資格を取得することが可能なシステムがあるのです。
もちろん、すべての事業所で資格取得が可能なわけではありませんが、病院や看護学校と提携している福祉施設などではこのようなものが多いようです。また介護士や看護師の資格は公的な資格と民間資格が数多く存在するため、取得の際は自身のキャリアプランに基づいた資格取得を行うといいでしょう。
制度を利用して働きながら資格勉強
中には、資格取得に手当が付いたり、資格勉強の支援を行っている職場もあります。働きながら資格を取得するのは、簡単なことではありません。しかし、大変とはいえ収入が確保されたうえで、安い価格で学校に通うことができるということを考えると、社会人が資格を取得する環境としては恵まれていると言えるのではないでしょうか。
保護者の援助を受けることのできた学生時代と違い、生活費を確保しながら学費も自分で払い、資格取得をしなければならない社会人は、学生と同じように学校に通うことは難しいでしょう。最近は30代や40代になっても学費や生活費を親に出してもらって学校に通う大人も少なくありませんが、やはりそれでは将来に不安のあるものです。
きちんと1人の大人として自立した生活を送りながらスキルアップをするためにも、働きながら学び、資格取得をすることのできるシステムはぜひとも活用したいもの。医療業界を目指すには、専門学校に3年間通って看護師資格を取得する必要がありますが、介護の資格であれば3か月の講習で取得することが可能です。
未経験可の業界は医療以外も
働きながら資格取得を目指せる業界は、医療業界だけではありません。
例えば、バス業界やタクシー業界のように、働くのに特殊な資格が必要な業界においては、就職や転職後に資格取得を目指せる制度が整っている企業がたくさんあります。
これは、先に挙げた介護業界と同じく、業界に蔓延る慢性的な人手不足に対応するため、福利厚生制度によって資格取得をサポートしている企業が多いためです。これらの業界で働く際に必要な資格については、以下のリンクを参考にしてください。
また、最近は失業保険の受給期間中に受ける事のできる職業訓練として、様々な講座が開講されていることも多いので、このようなものを利用するのも良いかもしれませんね。未経験から目指すというのは、少しハードルが高くなるものの、決して不可能ではないのです。